洗面所の床材選びで最も重視すべきは、防水性能と防カビ性能です。クッションフロアは表面が塩化ビニル樹脂で覆われており、水を吸い込まないため防水性に優れています。フロアタイルも表面は防水性が高いですが、目地部分から水が侵入するリスクがあるため、目地を完全に埋める施工が求められます。フローリングは木質系のため、水回りには不向きですが、どうしても使いたい場合は表面にウレタンコーティングを施した防水フローリングを選びましょう。防カビ性能については、JIS規格のカビ抵抗性試験(JIS Z 2911)に合格した製品を選ぶと安心です。カタログや見積書に「防カビ加工」と記載があっても、具体的な試験規格や性能数値が明記されていない場合は、業者に確認しましょう。
洗面所は毎日使う場所だからこそ、見た目の清潔感や好みのデザインも大切にしたいものです。近年は、タイル調・大理石調・木目調など、高級感のあるデザインのクッションフロアやフロアタイルが豊富に揃っています。ただし、デザイン性を重視するあまり、表面のエンボス(凹凸)が深い製品を選ぶと、溝に汚れが溜まりやすくなり清掃性が低下します。また、薄い色や光沢のある床材は、水垢や髪の毛が目立ちやすいため、家族構成や使用頻度に応じて現実的な選択をすることが重要です。耐久性については、耐摩耗性試験(JIS A 1453)の数値が高い製品を選ぶと、長期間美観を保ちやすくなります。複数のサンプルを取り寄せ、実際の光の当たり方や質感を確認してから決めましょう。