【脱・人材不足】整備士が集まる職場を目指そう！ 現場の悩みに寄り添った解決策
2024.12.03
こんにちは！ REAL店長の金谷です。
整備工場を経営されている皆さん、日々お疲れ様です。 毎日頑張る経営者の仲間として、今日は整備士不足という大きな悩みに触れたいと思います。
「求人広告を出しても応募が来ない」「新しく入った社員がすぐ辞めてしまう」など、採用に関する悩みを抱えていませんか？ 特に若い世代の整備士を確保するのが本当に難しくなっていますよね。 私も同じ課題を抱え、どうしたらいいか試行錯誤してきました。
この記事では、私の経験も交えながら、整備士不足の原因を紐解き、解決に向けた具体的なアクションプランをご提案します。 一緒に「選ばれる職場」を作り、自動車整備業界を盛り上げていきましょう！
整備士不足の原因って何だろう？
まずは、整備士不足が起きている原因を整理してみます。 この問題を解決するには、現状をしっかり理解することが重要です。
1. 求人広告が飽和状態に
最近、求人市場では「整備士2級以上」の資格を持つ人材をターゲットにした広告が急増しています。 「高待遇！」「年収○○万円保証！」といったアピールが目立ちますが、それだけでは求職者の心は動きません。
特に若い世代の求職者は、給与だけでなく、次のようなポイントを重視しています：
- 職場環境の雰囲気
- 成長できるチャンス
- プライベートとのバランス
こういった要素を満たさない限り、どれだけ「好待遇」を掲げても本質的な魅力にはなり得ません。
2. 若者の整備業界離れ
もう一つの大きな原因は、若い世代が整備士という職業に興味を持ちにくくなっていることです。 その理由を掘り下げてみましょう。
- 「きつい」「汚れる」と思われている
整備士は力仕事や汚れ仕事というイメージが強く、興味を持たれにくい職種の一つです。 - 将来が見えにくい
整備士として働くことで、どんなキャリアが築けるのかがわからない。 - 他の職業に比べて魅力が伝わりにくい
プログラマーやデザイナーなど、デジタル関連職種に比べて、整備士の魅力が発信されていないのも課題です。
3. 教育の影響も大きい
少し驚いた話ですが、福岡にある自動車整備専門学校を訪問したときのことです。 先生方と話す中で、最近の若い人たちの特徴について驚かされました。
今の若者は、「言われたことはきちんとやるけれど、それ以上のこと（予定外の仕事など）に対応するのが苦手」という傾向があるそうです。 さらに、不測の事態に直面するとストレスを感じる子が多いのだとか。
これは日本の教育が長年「指示通りにやりなさい」を重視してきたことが影響しているようです。 これにより、自分で考えて行動する力が育ちにくい背景があるとのこと。
これが悪いわけではありません。 むしろ彼らは、情報収集や調査の能力には非常に長けている世代です。 スマホ一つで必要な情報を的確に調べ、答えを導き出す力は、私たちの若い頃よりもずっと優れています。 ただ、人に質問することに慣れていないため、聞き方がわからず、困った時に声を上げられないことがあるのです。
若者に選ばれる職場を作るためにできること
では、こうした若い世代が「ここで働きたい」と思う職場を作るために、具体的に何をすればよいのでしょうか？ 以下にいくつかのポイントを挙げます。
1. 明確な成長プランを用意する
若い世代にとって、成長のチャンスがあるかどうかは重要なポイントです。
キャリアパスを明示する
「この会社で働けばこんな未来が待っている！」と具体的に示しましょう。 例えば：
- 整備士 → チーフメカニック → 工場長 → 店舗マネージャー
- 整備士 → 特定分野のスペシャリスト（電気系やEV対応整備など）
資格取得をサポートする
資格試験の費用負担や研修の提供など、「成長を応援する仕組み」を整えることで、若い社員に安心感を与えます。
2. 職場の環境を整える
働きやすい環境を作ることも欠かせません。
かっこいい職場を演出する
見た目や雰囲気も大事です！
- フリーアドレスやリラックスできる休憩スペースを作る。
- 明るく清潔な整備場を保つことで、若者の心をつかみます。
最新のデジタルツールを導入する
若い世代はスマホやデジタルツールに慣れ親しんでいます。 作業管理や教育にタブレットやアプリを活用すれば、彼らにとって馴染みやすい環境になります。
3. SNSやホームページで積極的に発信
今やSNSやホームページは企業の顔です。 若い求職者が最初に会社を知るのも、これらのデジタルメディアがきっかけになることがほとんどです。
- 整備士の日常を動画や写真で紹介する
InstagramやYouTubeを活用して、現場のリアルな魅力を発信しましょう。 - 社員インタビューやストーリーを公開する
「この会社で働く魅力」を社員の目線から伝えると、共感を呼びます。
4. 整備服をおしゃれにする
制服だって大事なポイント！
- 単色の無機質な作業着をやめて、デザイン性の高いものに。
- 季節ごとに素材を変え、快適性も考慮した制服を導入。
まとめ：自動車整備業界の未来を共に築こう！
整備士不足は業界全体の課題ですが、工夫次第で必ず改善できます。 若者にとって魅力的な職場を作るためには、彼らの特徴や価値観を理解し、それに合わせた対応をすることが鍵です。
「求人を出して待つ」のではなく、「選ばれる会社」になるために、私たちから積極的に発信していきましょう！
お悩みや課題がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。 一緒に考え、自動車業界の未来を明るくしていきましょう！
✨🔧 自動車業界を支える仲間とともに、明るい未来を創りましょう！ 🚗✨